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OBAKEN ZOMBIE CAMP EPISODE:Z

STORY

2021年9月11日未明、静岡県のとある山間部のキャンプ場で新種ウイルスのクラスターが発生した。

キャンプ場には10代後半〜50代の男女124名が居た。

が、すぐさま自衛隊により封鎖され、重傷者の多くはコンテナに収容された。

 

感染者からは「ZANOROC-311」というウイルスが検出された。

このウイルスは2019年11月頃にアメリカの南部ジョージア州で起きた集団院内感染事件で初めて検知されたものと同じであり、未知のウイルスとして現在も解明中のものであった。

 

感染した人々は不安感や精神錯乱、幻覚症状、麻痺、傷害、自虐行為といった精神障害を起こすとの報告があり、感染が異常に早いこの新型ウイルスは収容スピードを超え瞬く間にその場にいた人達に拡がり、

閉鎖されたキャンプ場は瞬く間に悲惨な地獄へと化した。

「このままでは、全員助からない…。」

僅かに残った非感染者達は暴徒化する感染者から逃れる為、封鎖網を越え山中に逃げ込んだ。

 

 

一晩中逃げ続けた貴方達は明け方、山中で古びた一軒の廃墟に辿り着く。

そこには任務遂行中に被害に遭い分散してしまった数名の自衛隊達が既に避難し、家を守っていた。

「 外は危険だ。助けが来るまでここにいなさい。」

疲弊しきっていた貴方達は、安心感からその廃屋で束の間の眠りについた…。

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