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貴方の怪奇譚
これは恐ろしい体験をした
貴方のその後の物語
-消えない恐怖-
私は霊河と共に
慰霊の儀を行った。
静まりかえったお化け屋敷。
『本当に終わったの…?』
心の中に不安だけが残った。
私は霊河と共にお化け屋敷を出た。
「お前の名前…覚えたからな」
霊河は私にこう言い残し
再びお化け屋敷の中へ
入っていった。
先ほどまでの霊河とは
別人のような気がした。
私は怖くなり、
そのまま家へ帰った。
霊河が私に言った
言葉がその後もずっと
気になっていた。
早く忘れてしまいたい。
私はあれ以来、
怖くてお化け屋敷に
行けなくなった。
そして、何故か体も重く
常に誰かに見られている様な
気がしていた。
私はまともに生活が
できなくなってしまった。
そんなある日、
とある記事が目に留まり
心も体も恐怖で震えた…
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