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都市伝説について語ろう
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メリーさんの電話
とある家族が引越しをすることになり、その際に女の子が「メリー」と呼んで
大事にしていた古い外国製の人形を誤って捨ててしまった。
不憫に思ったのか、両親は「綺麗で新しいものをまた買ってあげるから」と
彼女を宥め、引っ越し先で新しい人形を購入した。
新しい土地での生活にも慣れ、
女の子もやがてメリーという人形の存在を忘れていった。
そんなある日の夜、家に電話がかかってきた。両親が不在だった為、
女の子が電話に出る。
「もしもし。」
「・・・。」
「もしもし?だれ?」
「私、メリーさん。今、ゴミ捨て場にいるの。」
プツッ・・・。
電話はそこで切れてしまった。
メリーといえば、私が失くしてしまったあの人形だ。
すると直後、また電話が鳴り響いた。
「私、メリーさん。今、○○駅にいるの。」
プツッ・・・。
また電話が切れる。
○○駅といえば、女の子が住んでいる地域の駅。
その後も電話がかかってくる度に、メリーさんの現在地がどんどん
自分の家に近づいてくる。
そしてまた電話が鳴り響く。
「私、メリーさん。赤い屋根の郵便局の前にいるの。」
赤い屋根の郵便局は女の子の家からすぐ近くにある郵便局だ。
流石に女の子は気味悪く思い、すぐに電話を切るが
またすぐにかかって来る。
「私、メリーさん。今、あなたのお家の前にいるの。」
プツッ・・・。
あまりの恐怖に女の子は電話の線を抜き、思い切って玄関のドアを開けるが、
そこには誰もいない。電信柱の街灯が、道路を不気味に照らし出しているだけだ。
するとその瞬間、電話線を抜いたはずの電話が鳴り響いた。
「私、メリーさん。
今、あなたの後ろにいるの。」